クリニック便り

虫歯になりやすい食習慣・なりにくい食習慣ほか

新年あけましておめでとうございます。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。リリィ歯科は今年で5年目を迎えます。私の子供の2人のうち、下の子は開業当初0歳でこのクリニックで初めて寝返りをしました。その光景は昨日のように感じますが、今や4歳になり今年5歳になろうとしています。長男は小学生になろうとしています。必死で仕事をしているのであっという間の期間でした。

今年も皆様の健康に少しでも貢献できるよう一生懸命治療をしていきますので、何卒宜しくお願い致します。

 

あなたはわかりますか?歯の雑学クイズ

普段あまり意識することはありませんが、口を閉じている時でも、上の歯と下の歯は触れ合うことなくしっかり離れていますか?実は、歯同士が触れたり噛み合ったりすることは、顎にとても負担のかかることなのです。

そこで問題!

“上下の歯が当たっている時間(物を噛んでいる時間も含む)”は、1日でどのくらいでしょう?

答えはこのページの最下部をご覧下さい。

 

間違えやすい!漢字表記のおぼえかた

魚貝類と魚介類

海の幸を表す言葉には「魚貝類」と「魚介類」があります。「魚貝」は文字通り魚と貝のことですが、では「魚介」の「介」とは何のことでしょう?

実はこれは甲羅や鎧を表す言葉で、エビやカニといった甲殻類のことです。つまり魚貝に比べて魚介の方が、さまざまな種類の海の幸が含まれているということになります。

 

むし歯になりやすい食習慣、なりにくい食習慣とは?

 

むし歯になりにくい環境を作るには、毎日の「食習慣」が何より重要です。そこで今回は、そんな「食習慣」についてお話しします。

 

むし歯になりやすい代表的な食品は糖分

むし歯の原因になりやすい代表的な食べ物は「糖分」です。口の中に潜むむし歯菌が糖分とくっつくと乳酸が発生し、口の中が酸性状態になってしまいます。すると歯の脱灰が進んでいき、これがむし歯の原因になってしまうのです。
※脱灰…歯が酸性に傾き、少しずつ溶け出していくこと

 

むし歯を防ぐ鍵は「再石灰化」

酸性に傾いた口の中は唾液の働きによって中性に変わり、脱灰により一度溶けてしまった歯の表面が戻ります。これを「再石灰化」といいます。食後1時間くらいの間は再石灰化と脱灰を繰り返しますが、このバランスが脱灰に偏るなどして崩れると、歯の表面に穴があいてむし歯になってしまいます。

 

むし歯になりにくい食習慣とは

むし歯になりにくい食習慣のためには、①甘いお菓子や飲み物を頻繁に、しかも長い時間をかけてだらだら食べたり飲んだりしない、②食事は決まった時間に摂って、栄養バランスのとれた料理を食べるこれらのことを守るようにしましょう。

時間が不規則だったり、あるいは絶えず口の中に食べ物や飲み物を入れていると、むし歯になりやすい状態を作ってしまいますので気をつけましょう。

歯にいいレシピ


くずし豆腐のスープ

 

材料(2人分)

もめん豆腐…1/2丁
(a)水…1+1/2カップ
(a)しょうゆ・中華スープの素…各小さじ1/2
(a)塩…小さじ1/6
こしょう…少量
練り白ごま…大さじ1
(b)片栗粉…大さじ1/2
(b)水…大さじ1
小ねぎ…適量

作り方

①:(a)を混ぜ合わせて煮立たせ、練り白ごまを加える。さらに手でくずした豆腐を入れてひと煮し、(b)を加えてとろみをつける。こしょうで味を調える。
②:スープをお椀にそそぎ、小口切りにした小ねぎを散らして完成。

栄養価(1人分)

●エネルギー…110kcal
●カルシウム…184mg

ワンポイント!

豆腐にはカルシウムが多く含まれています。 カルシウムには歯や骨を丈夫にする働きがありますので、積極的に摂りましょう。温かいスープで体もあたたまります。


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★クイズの答え★

①:約20分
近年はストレスや緊張から無意識に上下の歯を噛みしめてしまう方が増えているようです。これは知覚過敏や歯のヒビにつながりますので注意しましょう。