赤ちゃんのむし歯の原因は…?
皆さんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。いよいよ桜も満開の4月ですね。私がこの院内新聞で4月についてお話するのは今年で7回目ほどになります。
毎回この時期は私の花粉症についての大変さを、ただただ語る4月の話題でしたが、今年は初めて花粉症を酷く感じないです。日常のあらゆるシーンでマスクをつけっぱなしにしているからでしょうか。ただの花粉の少ない年なのでしょうか。皆さんはどうですか?
もしこれがマスク効果なら今後の花粉について、ようやく対策の仕方が分かった年になりました。
歯にいいレシピ
くるみと小魚の佃煮(つくだに)
材料(2人分)
・くるみ……40g
・しらす干し……30g
(a)砂糖…………大さじ2
(a)酒・濃口しょうゆ…………各大さじ3
栄養価(1人分)
●エネルギー…………76kcal
●食物繊維…………0.5g
作り方
①:くるみを粗く砕く。
②:小さい鍋に(a)を入れて火にかけて、煮立ったらしらす干しと①を加え、混ぜながら煮る。
③:汁気がなくなったら器に盛る。
ワンポイント!
くるみは歯ごたえがよく、咀嚼を多くして唾液の分泌を促すため、口内の自浄作用や殺菌作用に役立ちます。この佃煮は野菜の和え衣にもぴったり。ゆでただけの野菜に和えてみてください。
歯にまつわる豆ちしき
歯科は床屋の副業だった!?
中世紀のヨーロッパでは、理髪師が医師や歯科医師のような外科的処置を行っていました。
理髪師が外科を担当していた名残は、今も理髪店の看板にあります。白・赤・青がぐるぐる回っている看板は、包帯とシーツ(白)・動脈(赤)・静脈(青)を表しているそうです。
ちなみに、理髪師の外科的処置の料金については、状況によって礼金だけを支払う形だったようです。その支払い方法が一般的に広がり、外科的処置に対する礼金を入れる箱が置かれるようになりました。
その箱には「To Insure Promptness(手際の良さを約束します)」と書かれており、頭文字をとるとTIP。それが現在のお礼として渡す「チップ」の語源になったと言われています。
世界おもしろ事情
オーストラリアのお花見
だんだんと暖かさも増してきました。春の楽しみといえばお花見ではないでしょうか。日本では桜を愛でながら散歩をしたり、飲食をしたりといったイメージの強いお花見ですが、オーストラリアでは少々楽しみ方が違うようです。
オーストラリアは南半球にあるため季節が日本と真逆で、9~11月ごろが春にあたります。この時期にオーストラリアの春を告げるのは、亜熱帯地区に自生する「ジャカランダの花」です。
ジャカランダは大きな木いっぱいに、美しい紫の花を2~3か月ほど咲かせます。オーストラリアの各地では、ジャカランダ・フェスティバルというお祭りが行われ、開催中はさまざまなイベントが行われるそうです。
赤ちゃんのむし歯の原因は…?
生まれたての赤ちゃんの口の中には、むし歯菌は存在していません。一体、むし歯菌はどこからやってくるのでしょうか。
むし歯菌は保護者から感染している
むし歯菌は、赤ちゃんの周りにいる人たち(主に保護者)から感染してしまいます。特にむし歯菌に感染しやすい年齢は、生後5ヶ月~2歳半の子どもです。なぜこの時期の感染が多いのかというと、ミルクから離乳食や幼児食へと変わる時期だからです。
【感染させない方法①】口移しやスプーンの共有を避ける
離乳食を与える時、親が口で噛み砕いてからお子さんに食べさせていませんか?実は、これがむし歯菌感染の原因になってしまいます。
大人の唾液を通して菌を赤ちゃんの口の中へ運んでしまうため、口移しで食べ物を与えたり、スプーンを共有したりすることは避けてください。直接口移しなどをしなくても何らかの原因で大人の唾液が赤ちゃんに…ということもありますが、大人の口の中がむし歯も無く清潔な状態であれば、むし歯菌感染のリスクはぐっと下がります。
一方、未治療のむし歯がある場合は歯みがきをしていたとしても、感染リスクが上がってしまいます。
【感染させない方法②】大人が口の中をケアすることが大切
むし歯菌に感染する年齢が遅ければ遅いほど、将来的にむし歯の本数が少なくなるというデータもあります。つまり、むし歯菌の感染を遅らせることで、むし歯になりにくいお口の環境を作ることができるのです。
そのためには、周りにいる大人が毎日の歯みがき、歯間ブラシ・デンタルフロスでのケア、定期検診などできちんと口の中をメンテナンスすることが大切です。